139.着物離れを促すばかりで自分の首を絞めているだけです。 |
---|
2013/07/25 40歳代主婦(岡山市) |
一昨年、父の他界を機に「田舎の長男の嫁」であることを思い出し、喪服を夏冬とも一式誂えました。当時は奈良市の外れに住んでおり、誂えるなら奈良か京都の老舗呉服店と考えていました。ある日、近くのショッピングモールに行った際に時間があったので、価格調査とばかりにモール内の着物屋(呉服店なんて言ってやらないぞ「きものの二○○」)にちょっとのつもりで入ったところ、店員さんに掴まってしまい…皆さんと同様で、以下略。
まぁ、ものは悪くないようでしたので、お値段が妥当だったのかは今イチ不明ですが、喪服そのものには不満はありません。しかし、小学生の子どもが帰宅するのに間に合わないと言うのに引き止められ勝手に計算され、さらにその後、喪服注文したがゆえに逃げられず若干デザイン系のコートも作らされてしまいました。喪服の上からでもOKなんて言ってましたが、どうなんだか…その後もなんだかんだキャンペーンとやらで葉書や電話が来ましたが、注文品を受け取る以外は近寄らず、モールでも遠回りをしてその店の前は通らないようにしてました。でないと、掴まったらまた何を買わされるやら、でしたので。短期間に喪服とコートあわせて80万円です。そんなに次々買わせて、郊外型モールに安売りを買いに来ている専業主婦の資産がどんなものか分からないんでしょうか?私自身はただのサラリーマンの娘で着物に無知ですが、育った環境の一部に「名家のお嬢様・能・呉服屋が反物を持って家に来る」が紛れ込んでいるので、着物は好きでそれなりの値段を払うことに抵抗はありません。でも、人を破産に追い込みかねないこんな商法は間違っていますし、着物離れを促すばかりで自分の首を絞めているだけです。なお、父が他界した時には元気そのものだった義父は3ヶ月後、喪服の仕立て上がりを待たずに急な病で他界しました。喪服はレンタルしました。こんな風に作る羽目になった喪服の祟りのような気がします… |