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■半幅帯の手先と垂れ先を作る
帯の端に、織目の変わった部分があります。この部分は不要な部分ですが、約1寸(3.8cm)残して切ります。 切る長さは、あまり神経質になる必要はありませんが、織目に合わせて直線に切ります。織目に変化がなく、最後まで織られた帯もあります。半幅帯は全通柄(帯の最初から最後まで織柄が連続している柄)ですので、手先も垂れも同柄で区別はありません。 |
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織目の変わった部分は裏側に織り込み、かがり縫いするだけでも十分使えます。 プロの和裁士なら帯の両耳を3mm程度切り落として、裏側に織り込みます。それは、折り返した部分の厚みを少なく仕上げるためです。細やかな気遣いが、滑らかな手さばきと帯をきれいに見せます。 |
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折り返し線から1~2分(5mm程度)残して切り取ります。 |
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切り取ることで、きれいな手先と垂れ先ができます。 |
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表の柄が、数ミリ裏側へ回るように織り込みます。 |
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折り返した5mm程度内側をくけます。 ※くける:表から縫い目が見えないように縫い合わせること |
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博多帯は、固くて強い帯地です。強めの針で、ゆっくりていねいに時間をかけて、くけます。 裏地が見えないように、表より少し |
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きれいにできました。 同様にして、反対側もくけます。 |