現在、京都や十日町にある、いわゆる呉服問屋との取引は、ほとんどなく、各産地の生産者から直接仕入れ、もしくは、OEMを含めた生産依頼を主体に行っております。従って、商品の浮き貸しなどによる協賛をお願いすることはなく、今後もこの方針に変わりはありません。新規のお取引をご希望の方は、この点を踏まえた上で、下記「お問い合わせフォーム」より、お問い合わせください。
着物の流通経路は、昔ながらの伝統と慣習を尊重するあまり、今でもとても複雑な構造になっています。産地の生産者と直接取引を行う当社が、仕入先を公開することで他の流通段階から圧力がかかり、ご迷惑がかかるのを防ぐため、現在、繊維年鑑や信用情報などには、業者名などの詳細情報を一切公開しておりません。実際には、米沢から奄美大島までの生産者または産地問屋など広範囲にわたります。新規のお取引をご希望の方は、下記「お問い合わせフォーム」より、お問い合わせください。
バブル崩壊後、振袖はレンタル、喪服などの嫁入り道具は殆どそろえなくなり、呉服という言葉も、もはや死語になりつつある昨今ですが、業界関係者にとっては景気の良かった昔を懐かしみながらも益々厳しい時代となりました。要は、顧客を探し、取り合う時代から、作り育てる時代となったのです。幸い、まだ着物が好き、着物が着たい、という女性はたくさんいます。ですから、これから先は、農家のようにみんなで種を蒔き、肥しを与え、大きく育てて行かなくてはいけないのでしょう。もちろん、害虫駆除も必要ですから、せめて害虫としては駆除されないよう努力したいと思います。