ひとに着せるコース(中等科:通学コース)

  • 講義の概要

    明治記念館にて「ひとに着せるコース」では、着物の着せ方と専門的な着物知識を学び、魅力的な着付講師を養成します。 人に着物を着せるためには、まず、着る人の立場・目的・季節を踏まえ、しきたり(礼儀や格式)に準じた着物や帯はもちろん、羽織、コート、長襦袢、帯〆帯上、和装小物に至るまで、正しい組み合わせが提案できなければなりません。また、着物は単に着せれば良いのではなく、美しいコーディネートがアドバイスできるだけのセンスも必要です。そして、この正しい着物知識と高度な着物センスを集大成するのが着付技術です。魅力ある着付講師の養成はプロとして成功するための第一条件ですが、実は、このことが多くの着物ファンを引き付ける結果となりました。当研究所の設立理念が、有能な社員の養成講座であったことは前述の通りです。

  • 学費明細

    ひとに着せるコース(中等科:通学コース)
    都市圏 全国版
    講義内容 着物の着せ方と専門的な着物知識を学び、魅力的な着付講師を養成します。この講座は資格取得講座です。
    受講資格 ひとりで着られるコースを修了された方、または、中等科への編入学試験に合格された方。
    進級費 32,400円 32,400円
    教科書 3,000円 3,000円
    着付ボディ お教室では無料で使用できますが、自宅での練習用に、ほぼ全員が準備されています。(教材品
    お月謝 8,640円 7,560円
    習得期間 7ヶ月(28教程) 7ヶ月(28教程)
    前期試験 無料(合格率95%)
    中間試験 無料(合格率95%)
    修了試験 無料(合格率90%)
    追試験料 2,160円 1,890円
    授業当日キャンセル 2,160円 1,890円
    お休みの取り方 講義日程は欠席にそなえて2ヶ月分(8回)の予備日が準備してあります。前日までにご連絡下されば講義は無料で次週に順延されます。
    練習用の着物・帯 着物や帯は無料で貸し出しています。
    着付講師1級認定料 54,000円 54,000円
  • カリキュラム

    ひとに着せるコース(中等科)
    目次
    はじめに
    学習の仕方
    第1章 寸法と補整
    101.標準寸法
    102.寸法の取り方
    103.体型と衿ぐり
    104.体型補整
    第2章 着せ方の基本
    201.太っている人の着せ方
    202.やせている人の着せ方
    203.背の高い人の着せ方
    204.背の低い人の着せ方
    205.着せ方の心得
    第3章 半幅帯の結び方
    301.蝶々結び
    302.文庫
    303.貝の口
    304.姉様結び
    305.麻の葉結び
    306.ほおずき結び
    307.リボン結び
    308.枝垂れ花(しだればな)
    309.小町結び
    第4章 立ち居振る舞い
    401.立ち姿
    402.歩き方
    403.階段の上り下り
    404.イスの座り方
    405.車の乗り降り
    406.お辞儀の仕方
    407.訪問する時の注意
    408.座布団の座り方、すすめ方
    第5章 染織の体系
    501.生地の種類
    502.繊維の種類
    503.染の種類
    504.手描き友禅
     
    第6章 名古屋帯の結び方
    601.お太鼓
    602.槍太鼓
    604.花太鼓(改良枕)
    605.重ね後見
    606.変わり角出し
    第7章 おしゃれ着
    701.小紋(京小紋・加賀小紋・江戸小紋・絞り・紅型・更紗・ローケツ・草木染め・刺繍)
    702.付下小紋(京友禅・東京友禅・紅型・更紗・ローケツ・蘇州・汕頭)
    703.紬
    704.袋帯
    705.九寸名古屋帯
    706.八寸名古屋帯
    第8章 おしゃれ用袋帯の結び方
    801.角出し
    802.ひなげし
    803.彩(いろどり)
    804.
    第9章 礼装のきもの
    901.振袖
    902.黒留袖/色留袖
    903.喪服/黒供帯
    904.訪問着
    905.付下
    906.色無地
    907.江戸小紋
    908.袋帯
    909.九寸名古屋帯
    第10章 コート、羽織、道中着、長襦袢、裏物(八掛・胴裏)
    1001.コート(無地コート、絵羽コート、おしゃれコート、ロングコート、雨コート、喪のコート、紗のコート)
    1002.羽織(おしゃれ羽織、アンサンブル、絞りの羽織、黒の一つ紋の羽織)
    1003.道中着
    1004.長襦袢
    1005.八掛
    1006.胴裏
    1007.スラセ
    第11章 留袖の着せ方
    1101.留袖の着せ方
    1102.二重太鼓
    1103.末広二重太鼓
    1104.扇後見
    1105.松葉太鼓
    第12章 女物の袴
    1201.きものの着せ方
    1202.袴の帯結び
    1203.袴のつけ方
    1204.袴のたたみ方
    第13章 男物
    1301.男物の着物の名称
    1302.男物の寸法
    1303.男物の礼装
    1304.男物の着付(体型補整)
    1305.男物の着付(着物と長襦袢)
    1306.男物の着付(角帯の締め方)
    1307.男物の着付(貝の口)
    1308.男物の着付(袴のつけ方)
    1309.男物の着付(袴のたたみ方)
    1310.男物の着付(羽織紐の結び方)
    1311.男物の着付(一文字結び)
    1312.男物の着付(袴のつけ方)
    1313.男物の着付(浪人結び)
    1314.男物の着付(神田結び)
     
    第14章 紋
    1401.紋の位置
    1402.紋の数
    第15章 色無地
    1501.色無地の着こなし
    1502.色無地のセンス
    第16章 子供ののきもの
    1601.子供の着物の種類
    1602.七五三の由来
    1603.揚げの仕方
    1604.男児の着付
    1605.女児の着付
    1606.女児の帯結び(舞姫)
    1607.女児の帯結び(小菊くずし)
    1608.女児の帯結び(胡蝶)
    第17章 きもの産地
    1701.きもの産地と商品
    第18章 和服用語
    1801.知っておきたい和服用語
    第19章 小物について
    1901.半衿
    1902.伊達衿
    1903.帯〆帯上
    1904.草履バック
    1905.下駄、ショール、ストール
    1906.アクセサリー
    第20章 振袖の着付と創作帯結び
    2001.振袖の着せ方
    2002.ふくら雀
    2003.華香袋
    2004.香露
    2005.きらめき
    2006.かきつばた
    2007.花文庫
    2008.舞扇
    2009.揚羽蝶
    2010.熨斗末広
    2011.華翔
    2012.雅
    2013.花吹雪
    2014.蓮華
    2015.初音
    2016.華扇
    2017.花びら太鼓
    2018.千鳥太鼓
    2019.福寿
    2020.末広重ね
     
    第21章 季節の装い
    2101.季節の装い
    2102.夏の装い
    2102.袖の種類
    第22章 古典文様
    2201.吉祥文様
    2202.有職文様
    2203.幾何学文様
    2204.縞柄
    2205.格子柄
    2206.絣柄
    2207.紋柄
    第23章 センスについて
    2301.調和とセンス
    2302.礼装の組み合わせ
    2303.普段着と街着
    2304.晴れ着
    2305.礼装とおしゃれ
    2306.おしゃれ着の装い
    2307.おしゃれ着の組み合わせ
    2308.きものを楽しむ
    第24章 きものの歴史
    2401.古代のきもの
    2402.中世のきもの
    2403.近世のきもの
    2404.近代のきもの
     
    第25章 自覚と心構え
    2501.趣味としての着付
    2502.着付の仕事
    2503.高等科への誘い
    2504.認定証書
    あとがき
  • 認定式

    祝辞認定式は、毎年各地で定期的に行われています。認定式では、「ひとに着せるコース」や「着こなし入門講座」を修了し認定証を受賞される方。また、認定教室の開校認定証や着物学位の受賞なども行われています。

  • 学習のポイント

    宝塚教室きものを着せてもらう人は、何もわからない人からきもの通と自負する人までさまざまです。瞬間的に相手を判断し手際の良い着付をするはもちろんのこと、着る人の知識とセンスを理解し、正しく評価できなければなりません。せっかくの晴れ着が着上がって、何気ない一言が、すばらしい贈り物になるような心使いを忘れてはならないのです。また、きものを着せるときは、すべてのきものが「おそろいの一式」という訳ではありません。たとえば、着物は新調したけど帯は、お持ちのものを使用するなど、ケースバイケースでコーディネートを応用する技術が必要です。そして、同じ振袖でも、着る場所、着る人、着る目的にあわせ、帯結びや小物を変化させるだけで、まったく異なったイメージを演出することができます。その日の立場や目的を考え、着物と帯の調和をはかり、適確な帯結びを表現することが要求されます。そして最後には、理屈や技術を超え、人を引き付ける不思議な力。魅力こそが究極のテーマです。あの人のように着こなしたい!あの先生のような仕事がしてみたい!そう言われてはじめて魅力ある講師と認められたことになります。要するに、知識や技術の蓄積だけに終わらず、この三つの基本能力が実力として発揮される実践的な場面が想定されています。

  • 受講の前提

    振袖の変化結び中等科へ進級するには、まず、初等科を修了することが前提となります。着物の基本的な知識や自分で着る技術が修得されている事が必要です。中等科を希望される方の中には、自分では着られるから・・・とか、自分は着ないけど人には着せたい・・・とのご意見から、いきなり中等科への入学を希望されることがあります。確かに着物を着ること自体は、そう難しいことではありません。しかし、帯や着物の格式、長襦袢や小物の組み合わせ、紋や素材による慣例など、それらをまったく無視して、着せることは出来ません。また、腰紐や帯の締め方ひとつを取っても、めったに着ない人が、どうして上手に着せることが出来るでしょうか?このような観点から、きものカルチャー研究所では、出張着付の依頼についても、必ず普段から着物を着ている講師にお願いしています。

  • 編入学制度

    他のきもの学院で勉強された方、また、着付教室や呉服店で実務経験者のための中途入学制度もあります。編入希望者は、実技と学科の編入試験を受けることができます。

    編入制度について