501 名古屋帯の締め方(六通)

枕に帯上をかぶせる。

枕の中心を輪ゴムで止めておくと動かない。

たれ先から80cmの所に枕を置く。

柄によっては80cmを前後する。

枕の近くまで、手先は半分に折り目をつけておく。

②の帯を裏返して(ひざ)の上に置く。

―枕の持ち方―

親指を帯の上から枕の上に置く。人差し指は帯の中で枕に添える。

残り3本は帯上を握り込み、帯の下にして枕をしっかり持つ。

③を横から見たところ。

片手で帯をすべらせるように腰に持っていく。

両手で帯を持つ。

膝の上で持った時と同じ持ち方。

そのまま、まっすぐ肩甲骨(けんこうこつ)まで帯を上げる。

枕の紐と帯上を脇にはさみ、枕の紐をしっかり結ぶ。

帯を高めに結ぶ場合は、帯がずり落ちないように胸の上で結ぶ。

帯上は前板の中に入れておく。

胴帯(どうおび)を巻く。

枕のすぐ下の帯を、胴帯が半分になるように三角に折りたたむ。

胴帯を右手の方に回す。

きき手が逆の方は、胴帯を左手の方に回す。

右手、左手で交互に確認しながら正三角形を作る。

枕のすぐ下で正三角形をつくると、頂点が体の中心になる。

一度、床の上で三角を作ってみるとわかりやすい。

三角がくずれないように胴に一巻き。

三角の頂点に人差し指を入れて、手先の輪の方を持ってしっかり締める。

三角の頂点がいつも体の中心にくる。

一巻きした手先は、体の中心で内側に折り返す。

そこをクリップで止める。

帯をほどいて元に戻し、残りの帯を内側に入れる。

もう一度胴帯を巻いて、三角の頂点に人差し指を入れ、しっかり締める。

三角が体の中心からずれていたら、中心に戻してから締める。

枕が胴帯に(はさ)まっていたら、下から押し上げて、もう一度締める。

しっかり締まったら、前板と一緒にクリップで止める。

お太鼓を作る。

腰紐をたれの内側に入れ、胴帯の下線にあてる。

お太鼓の大きさの基本は胴帯の下線。

お太鼓に腰紐をあて、余分を人差し指で内側に折る。

片手でお太鼓の下線を持ち(腰紐の通っているところ)、もう一方の手で腰紐より下の帯を内側に繰り上げる。

全部繰り上げないで、たれ先を少し残しておく。

手を腰紐のところに持ちかえ、お太鼓とたれをまっすぐに合わせる。

人差し指を下におろして、たれの長さを人差し指一本より少し短めにする。

腰紐を前に回し、胴帯の上でしっかり締める。

腰紐がゆるいと、お太鼓やたれ、胴帯がずれてくる。

手先のクリップをはずす。

たれの下から三角に指を入れ、もう一度締める。

お太鼓1枚を残した内側に手先を通す。

反対側から引っ張って、お太鼓の下線にそろえる。

手先の長さは、お太鼓の両端にそろえる。

長い時は、輪の方を内側に折り込む。

帯〆を手先の中心に通す。

帯〆の長さをそろえる。

左側の帯〆を上に重ねる。

上になった方(左)を内側にくぐらせて締める。

右手で輪をつくって中心に重ね、押さえる。

左手で真上に折って押さえる。

右手で輪の中に折り返して、根元を押さえる。

左を引いて、次に両方しっかり締める。

帯〆は両方上から挟み、房が上を向くようにします。

おしゃれ着の場合、丸組の帯〆は両方上から挟む。

平打ちの帯〆は、右は上から、左は下から挟む。

腰紐をはずす。

帯上を出して、両脇まできれいに広げる。

幅を四つ折りにする。

まず、両端が少し重なるくらい内側に折り、さらに半分に折る。

輪を上にして、手を下から添え、脇まできれいに整える。

左を上に重ねます。

上になった方(左)を内側に折って横に締める。

締めてから立てて、下をすこし引いて結び目の上を平らにする。

上の方を下から回して、左に出す。

結び目をきれいに整えながら結ぶ。

残りは、脇までこない長さに折りたたんで、着物と前板の間に入れる。

前姿の出来あがり。

衿合せ、帯上の結び目、帯〆の結び目が一直線になる。

帯〆は、帯幅の中央よりやや下で少し右上がりになる。

おはしょりは帯の下線より4~5cm出る。

後姿の出来あがり。

お太鼓の大きさや高さは、年齢、好み、出かける場所などに応じて決める。

美しく着るためには、補整を使って寸胴にすること。

裾つぼまりに着ること。

きれいにシワをとること。

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