102 縫い方・くけ方の基本


1 合せ縫い(普通、「縫う」と言えばこの方法のこと)

布を中表や外表にして二枚以上重ねて縫い合わせる。
2-1 返し縫い <その1>
一針すくって、その針目を返しては
一針進む縫い方。
(左図は返し縫いをする際に、手前に見える縫い目)
2-1 返し縫い <その2>

(左図は返し縫いをする際に、裏に見える縫い目)
3 二度縫い

合わせ縫いをして、それより平行な所でさらにもう一度縫い合わせる。
4-1 ←クリックしたら大きな画像が出ます。
袋縫い <縫い方1>

はじめ外表にして耳端又は、裁ち端から1〜2分(0.4cm〜0.8cm)の所を縫い、キセをかけ裏返して毛抜き合わせにする。
4-2 袋縫い <縫い方2>

毛抜き合わせにしたら、中表でしるしの位置を縫い合わせる。
5-1 耳くけ <その1>

布端を二つ折りにして、耳端から1分〜1分5厘(0.4〜0.6cm)入ったところを、浴衣の裏・表・裏の順で小さい針目を出し、次の針目までは布と布の間に糸を通す。(左図は耳くけをする際に、手前に見えるくけ目と、その内側のくけ目)
5-2 耳くけ <その2>

(左図は耳くけの出来上がり。浴衣の裏に出るくけ目)
5-3 耳くけ <その3>

(左図は耳くけの出来上がり。浴衣の表に出るくけ目)
※くけ目の間隔は5分(2.0cm)ぐらいで、小指が通らない程度。
6-1 三つ折りくけ <その1>

布端を三つ折りにして、表に小さい針目を出し、次の針目までは折り山の中に糸を通す。
(左図は三つ折りくけをする際に、手前に見える折りと、その内側のくけ目)
6-2 三つ折りくけ <その2>

(左図は三つ折りくけの出来上がり。浴衣の裏に見える折り目)
6-3 三つ折りくけ <その3>

(左図は三つ折りくけの出来上がり。浴衣の表に出るくけ目)
※くけ目の間隔は3分(1.0cm)ぐらいで、耳くけの間隔の半分程度。
7-1 本くけ <その1>

二枚の布の縫い代を折り合わせて、折山の中に糸を通し、向う側と手前を交互に、縫い目の間隔でくけ合わせる方法。
(左図は本くけの折り山と縫い目を広げて、真上から見た図)
7-2 本くけ <その2>

(左図は本くけの出来上がり。浴衣の表にはくけ目が見えない。)