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■ひとに着せるコース:中等科(講義のポイント)
中等科では、着せ方と着物知識を学びます。人に着物を着せるためには着付け技術だけではなく、着物・帯・コート・羽織・小物の組み合わせについても高度な知識とセンスが必要です。そして、着物知識とセンスを集大成するのが着付け技術です。着物を着せてもらう人は、何もわからない人からきもの通を自負する人までさまざまです。瞬時に相手を判断し、手際の良い着付けをするのはもちろんのこと、着る人の知識とセンスを正しく評価できなければなりません。着る人の立場や目的を考え、着物と帯の調和をはかり、適確な帯結びをすることが要求されます。
テーマ
中等科のテーマは、着せ方と専門知識です。着せ方は、留袖の二重太鼓から振袖の変化結びまで高度な技術を修得し、専門知識は実践的な商品知識を学習します。
ポイント
中等科での学習のポイントは次の通りです。
きものを上手に着せるためには、まず、(1)TPOにそって着る人のセンスを共感できる
理解力
が必要です。そして、(2)着物、帯、小物などを組み合わせ、帯結びを構想する
応用力
が求められます。さらに、(3)着付や指導を依頼されるには、自らきもの通としての
魅力
が不可欠です。
つまり、着付講師として、(1)
理解力
、(2)
応用力
、(3)
魅力
の三つの基本能力(生徒を誘導する力)を習得します。
(1)きものを着せてもらう人は、何もわからない人からきもの通と自負する人までさまざまです。瞬間的に相手を判断し手際の良い着付をするはもちろんのこと、着る人の知識とセンスを
理解
し、正しく評価できなければなりません。せっかくの晴れ着が着上がって、何気ない一言が、すばらしい贈り物になるような心使いを忘れてはならないのです。
(2)また、きものを着せるときは、すべてのきものが「おそろいの一式」という訳ではありません。たとえば、着物は新調したけど帯は、お持ちのものを使用するなど、ケースバイケースでコーディネートを
応用
する技術が必要です。そして、同じ振袖でも、着る場所、着る人、着る目的にあわせ、帯結びや小物を変化させるだけで、まったく異なったイメージを演出することができます。その日の立場や目的を考え、着物と帯の調和をはかり、適確な帯結びを表現することが要求されます。
(3)そして最後には、理屈や技術を超え、人を引き付ける不思議な力。
魅力
こそが究極のテーマです。あの人のように着こなしたい!あの先生のような仕事がしてみたい!そう言われてはじめて魅力ある講師(女性)と認められるのです。
要するに、知識や技術の蓄積だけに終わらず、この三つの基本能力が実力として発揮され、実戦的な場面が想定されています。
目的
このコースは、学問的な知識をことさら追求するのではなく、現代和装である実践的な着付けや着物をビジネスとしてとらえています。きものコンサルタントの育成講座が、そのままビジネス講座として機能します。魅力ある着付け講師の養成はプロとして成功するための第一条件ですが、実は、このことが多くの着物ファンを引き付ける結果となりました。当研究所の設立理念が、優秀かつ有益な社員の養成講座であったことは、前述の通りです。
スタッフ
教育スタッフの講師は、普段より礼儀作法、マナーなどきびしい訓練を受けています。
講師ひとりひとりについて、お客様である
生徒からのアンケート
により、絶えずチェック機能が働いています。洗練された講師陣は、必ずや満足感をお約束できるでしょう。
きもの通
昔はみんながきものを着ていました。そのことを考えれば、着ること自体は、そう難しいことではありません。今、求められているのは、美しく着ること。すなわち、センスが求められているのです。中等科では、きもののセンスを理解し、着こなしに自身が持てるように、工夫がなされています。きものの種類や染織技術など、魅力に関する項目が、わかりやすく学習できます。
費用
(1)進級するとき
進級費:31,500円
お月謝:6,300円(都市部:7,350円)授業の1、5、9回目に、合計3回納めます。
テキスト:3,000円
--------------------------------------------
◎小計:40,800円(都市部:41,850円)初回にお支払い下さい。
(2)卒業するとき
1級認定料 52,500円
認定証
資格試験の合格者には、一級認定証書と認定盾が授与されます。
きものコンサルタントおよび一級着付講師として認定されます。
受講資格
中等科へ進級するには、まず、初等科を修了することが前提です。
きものの基本的な知識や自分で着る技術が修得されている事が必要です。中等科を希望される方の中には、自分では着られるから・・・とか、自分は着ないけど人には着せたい・・・とのご意見から、いきなり中等科への入学を希望されることがあります。確かに着物を着ること自体は、そう難しいことではありません。しかし、帯や着物の格式、長襦袢や小物の組み合わせ、紋や素材による慣例など、それらをまったく無視して、着せることは出来ません。また、腰紐や帯の締め方ひとつを取っても、めったに着ない人が、どうして上手に着せることが出来るでしょうか?このような観点から、きものカルチャー研究所では、着付110番の依頼があれば、必ず普段から着物を着ている講師にお願いしています。
編入学
他のきもの学院で勉強された方、また、着付け教室や呉服店で実務経験者のための中途入学制度もあります。編入希望者は、実技と学科の編入試験を受けることができます。(試験料2,625円)
※詳細につきましては、
編入制度
をご覧ください。
認定式
一級着付講師の認定式は、毎年各地で定期的に行われています。認定式では自分で着るコース、ひとに着せるコースの必修課程を修了したことが認められます。
着付の仕事
中等科の卒業後は、着付の仕事ができます。着つけ教室で教えたり、自宅がきものカルチャー研究所認定教室に認証されれば生徒募集も行えます。また、着つけ110番(きつけの出張サービス)でアルバイトができます。そして、展示会などでは、きものコンサルタントとして呉服のお見立てをしたり、独立して自営の道も開けます。
※地域性、時間帯、能力などにより、均一的な提供を保障するものではありません。