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大島・結城・塩沢 |
| ●初等科 → おしゃれ着の種類 |
「きもの通」は「つむぎ通」と言われるように、今でも「きもの通」の多くが紬ファンであることには変わりがありません。
昭和の中頃まで、農村の多くの家には糸車と機織り機がありました。養蚕農家では絹として売り物にならないクズ繭から真綿を作り、それから一本一本指先で糸を紡ぎ、藍染めをして縞柄や絣柄の着物を織っていました。
江戸時代には衣服に対する規制が大変きびしいものでした。それでも、紬は絹でありながら絹に見えないほど質素なもの。そう思われわれていたため、百姓町人にも着用が許されていました。このようにして日本の各地に伝統的な独特の紬が誕生していきました。
紬の中でも、大島・結城・塩沢は、日本三大紬とも言われるほど優れた織物です。
| 紬の味を、上手に歌った 女ひとり | ||
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作詞:永六輔 作曲:いずみ たく |
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1大島紬
大島紬の魅力は豪華さと何と言ってもその高級感にあります。鹿児島県奄美大島と鹿児島市で生産され、泥大島・藍大島・藍泥大島・色大島・白大島などの種類があります。奄美大島の島民には着用が禁止され、もっぱら薩摩藩への上納品とされていました。深黒の泥染めには気品と光沢があり、日本女性の顔色をきれいに際立たせます。黒い瞳に黒い髪、多くの日本女性が美しく見える黒い色。これこそが泥大島の泥の色なのです。帯は、塩瀬やちりめんの染めの帯、すくいの名古屋帯を締めたり、お洒落用の袋帯を結びます。
2結城紬
大島紬がお洒落着の女王なら結城紬は絹織物の一級品です。茨城県結城市を中心に生産され、糸質精緻、染色堅牢をうたわれ、丈夫な上に着れば着るほどツヤが出て体になじむので「結城は一度、寝間着にしてから外出着にする」と言われるほどです。
結城紬には「渋み」と言われる日本文化特有の感覚が顕著にみられます。豪華絢爛とは、およそ無縁の結城紬こそ究極の「渋さ」を表現してくれる代表的なキモノと言えます。藍紺の結城には白地に墨絵のヒゲ紬の帯。また泥染のお洒落袋、つや消しのスワトウなど、帯よって自由な雰囲気が楽しめます。
3塩沢紬
塩沢は新潟県塩沢町で生産されます。
「単衣といえば塩沢」と知られるように、初夏と初秋の数か月、きもの通をとりこにして離さないキモノ。「シャリッ」とくる「しゃり感」あふれる肌ざわりは塩沢ならではのものです。塩沢には高級品でありながら表面にでる派手さはありません。実はそこが渋いゼイタク品なのです。紫陽花(あじさい)や菖蒲(しょうぶ)の花が咲く頃は、鉄紺(てつこん=藍色)の塩沢に薄地で羅の名古屋帯。山ゆりの花の咲く頃は、白地の絣に博多帯。大島、結城はすばらしい織物です。
しかしポピュラ−に成り過ぎたキライもあります。その点、塩沢はキモノをよくお召しの方でもなかなか知る人のない逸品で、それだけに隠れたオシャレ感を味わえます。今では四季を通じ、オ−ルシ−ズン愛用されています。着物にうるさい人程その風格、絶妙の地風がわかるのが塩沢です。
| 泥大島 | 白大島 | 結城紬 | 結城紬 |
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| 結城紬 | 塩沢 | 塩沢 |
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(2)茨城県指定の無形文化財 地機の縮織 |